食物アレルギーの診断と検査の流れ
STEP.1問診
アレルギー症状が現れる食物は幅広くあるため、原因となる食物を特定するために、アレルギー症状が現れたら、直前から半日前までの食べ物や触れた食物を記録してください。問診の際に、どのような物を食べたかを医師にお伝えください。アレルギー症状が何度も現れる方は、食事内容を日記のように記録することも有効です。また、加工食品の場合は、商品表示ラベルを記録することで、アレルゲンを特定できます。
STEP.2検査
問診からいくつかのアレルゲンが割り出されたら、原因物質を特定するために、血液検査などのアレルギー検査を実施します。
STEP.3食物経口負荷試験
問診や検査を行ってもアレルゲンが特定できない場合は、アレルゲンが疑われる食べ物を実際に食して、アレルギー症状が現れるかを調べます。この場合、アナフィラキシーショックのような重篤な症状が出る可能性があるため、医師の指示のもと行います。なお、当院では食物経口負荷試験は行っておりません。
食物アレルギーの治療

アレルゲンが特定できたら、まずは特定されたアレルギー物質を完全除去します。これによって、栄養不足や偏りとならないように、栄養バランスを考えて工夫する必要があります。また、加工食品購入時は、アレルゲンを除去するために、商品表示を参考にしてください。アトピー性皮膚炎がある場合は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬を処方しております。